新しい医院・店舗を新規オープンするなど、新たな事業を始める際に「広告宣伝」が必要です。
もちろん事業を始めてからも、定期的な広告宣伝によって、経営を維持していく必要があります。
広告宣伝を検討するケース
- 新しいメニュー(診療科目)を紹介したい
- 新規の顧客(患者さん)を獲得したい
- 既存顧客のリピート率をあげたい
- 既存顧客の単価をあげたい
など、新たな取り組みの告知や既存顧客へのアナウンスには、広告宣伝がとても重要な役割を果たします。
一方で、経営者の方・広報担当の方に共通するお悩みとして
お悩みチェックリスト
- どのような方法で宣伝したら良いのか分からない。
- 宣伝方法は概ね確定できたが、始め方が分からない。
- 予算の組み方が分からない。
以上のような、項目があげられます。
今回は、【広告宣伝の予算の立て方】について、ご紹介させていただきます。
改めて、広告宣伝費は、
- ブランドイメージを作る
- 商品の価値を消費者に伝える
ためには、欠かせないコストです。
例え、魅力的な商品販売やサービス提供を手がけていても、それがお客さん(患者さん)に認知されなければ、利益を生むことができません。
広告宣伝の方法
- テレビCM
- 新聞・雑誌・フリーペーパーの広告
- チラシ
- インターネット広告
- ホームページ
など、様々な方法がありますので、まずはご自身の事業に適した宣伝方法を決定することが必要です。
広告宣伝費が必要であることは分かっていても、もちろん先立つものが無ければ投資することはできません。
広告宣伝費の予算の立て方については、いくつか方法がありますが、
【広告宣伝費】
=【売上】×【一定の比率】
まずは上記の数式を意識した予算立てがおすすめです。
この数式を活用する最大のメリットは、
- 前年度の売上
- 今年度の予想売上
のどちらかに対して、「ある一定の比率(%)」を掛け算するだけで導き出すことができるという点です。
この比率は、事業によって相場が異なりますので、以下の数字を参考にして頂けると幸いです。
業界・業種|売上に対する比率
健康ビジネス業 | 約10%程度 |
---|---|
通販・サービス業 | 約15〜20%程度 |
美容系事業 | 約15〜20%程度 |
以上のパーセンテージを参考に、
月の売上、年の売上を考慮しながら、広告宣伝費の予算決定を進めるのが理想的です。
使い切れない場合は、いくつかの広告宣伝方法を組み合わせてたりするのも相乗効果が生まれて良いと考えます。
そして、大切なのは「効果検証」をしっかりすること。
広告宣伝は、投資です。
もちろん、多額の広告宣伝費をかけたからといって、必ず売上があがるという訳ではありません。
しかし、全くの策なく経営を続けていては、それは現状維持ではなく衰退となってしまいます。
常にトライアンドエラーを繰り返しながら、より良い成果が出るように微調整していくことが大切です。